おはようございます。ひばりやです。
義肢装具士 臼井二美男さん
義肢装具とは、事故や病気で足や腕を切断した人が使う義足や義手を、一人ひとりに合わせてつくり調整を施していく仕事だ。以前の義足は「歩く」ためだけのもので、素材や作りにさほど強靭さもなく、激しい動きをすれば壊れてしまうこともあった。
毎日何人もの切断患者と出会う中で、臼井さんは彼らが走れないことによって抱く喪失感がいかに大きいかを、痛いほど感じていた。
義足でも走れるようになれば、人生はもっともっと前向きになっていくのではないか。
義足の人たちに走ってもらおう。
ちょうどそのころアメリカで、激しい衝撃にも耐えられる「足部」や速い動きに対応できる「ヒザ継手」が開発されたのを知った。アメリカから最新版を取り寄せ、「義足で走る」活動に取りかかったのが1992年のこと。福祉センターに来る患者さんの中から、運動能力のありそうな若者を探して「走ってみないか?」と勧めた。しかし、義足使用者には「走る」前に乗り越えなければならない壁があった。
ヒザ継手が早い動きに対応できず、ガクリと折れてしまうかもしれない・・・
ーその恐怖心だ。
臼井さんは走り手の脇にピタリと寄り添って声をかけた。
「義足を信じて」「義足はついてくるよ」「勇気を出して」
こうして、1990年代半ばに義足使用者が走るための陸上クラブをつくって、月一回練習会を開くようになった。義足も大幅に進化した。「板バネ」と呼ばれる競技専用義足の登場などがあり、臼井さんがこれを積極的に取り入れたことによって、走者たちのタイムは大幅に向上し競技レベルが飛躍的にアップした。
ロンドンパラリンピックの陸上競技に出場する日本人の7人の義足選手のうち、3人の「育ての親」はこの臼井二美男さんだ。こういう陰に隠れた努力の人たちも忘れてはならない。
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ぞくぞく わくわくは止まりません!
競泳男子100メートル平泳ぎ、全盲のスイマーのホープ木村敬一選手が期待に応えて堂々の銀メダル!
おめでとう!
そしてついに日本陸上陣で今大会初の表彰台。
陸上男子400メートル(車いす)で伊東智也選手が銀メダル!
「多発性硬化症」という100万人に1人という確率の難病を発症し、14年間闘病しながら競技を続けてきた。今大会で引退を宣言しているアスリートは、49歳にしてなおパワフルな走りをみせて、見事に銀メダルをつかんだ。
おめでとう!
そしてそして、競泳の鈴木孝幸選手。
150メートル個人メドレーに続いて、50メートル平泳ぎでも銀メダルを獲得!
おめでとう!
がんばれ パラリンピック日本選手団!
みなさま、本日も御来店お待ちしてます。
らあめんひばりや
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